日本に生息する危険な蟻(アリ)の種類一覧と危険度ランキング

危険生物の最強ランキング

今回ご紹介するのは蟻(アリ)になります。

「え?アリ?」と少し意外に感じる方もいらっしゃるかも知れませんね。

アリは私達の最も身近にいる昆虫の一種で、あまりその危険性などを感じる機会も少ないです。

しかし、ニュースとなった「ヒアリ」のことを考えると、その危険性も理解いただけるのではないでしょうか。

実はあまり知られていないかも知れませんが、日本に生息するアリの中にも危険なアリは存在するのです。

今回は、そのような日本に生息または定着・発見されている危険なアリについて種類の一覧とその危険度をランキング形式でご紹介してまいります。


蟻(アリ)について

アリはハチ目・スズメバチ上科・アリ科(Formicidae)に属する昆虫です。

アリの写真

出典画像:Wikipedia

アリは私達には非常に身近な昆虫の一つになりますね。

熱帯から亜熱帯まで世界中の至る地域に幅広く存在し、世界中には一万種以上、日本だけでも280種以上のアリの存在が確認されています。

アリは、もともとは生息が確認されていなかった地域においても、輸出入荷物への混入などから新しい地域に次々に移動します。

そしてその繁殖能力の高さから新しいその地での生息にもどんどんと適応することで、これまでもそしてこれからもアリは分布域を広げていきます。

実際に今では当たり前に存在するハワイ諸島にはもともとはアリの仲間は存在していなかったのです。

アリは蜂(ハチ)の仲間

属性からも分かるように、アリはハチ(スズメバチ)の仲間であり、多くの種類はハチ同様に針と毒性を所有しています。

スズメバチの写真

出典画像:Wikipedia

この針と毒性に関しては、日本に生息するアリにおいてはあまり馴染みが薄いかもしれません。

確かに、民家近くで見かけるアリの種の多くには針はなく、また所有していたとしても機能せず刺さない種が多いのです。

しかし、アリという昆虫で考えますと針を持つ種が多数派であり、特に熱帯地域に生息する種には積極的に針を使い攻撃をしてくるものが多いですね。

これらの攻撃的なアリの持つ毒性は非常に強力で、スズメバチに刺された時と同様の激しい痛みや症状が確認されています。

日本に生息するアリでも、オオハリアリやクシケアリなどは非常に強力な毒針を所有していますしイエヒメアリもそこまでの強力な毒性は持ちませんが、積極的に攻撃をしてくるので注意が必要です。

また、針を持たないアリの多くも、強弱はありますが毒性を所有するものがほとんどです。

針を持たないアリの場合には、毒を噴出して相手に噴きかける方法を使います。

毒性は、蟻酸やハチと同様の生理活性物質の混合物などになります。

ハチ同様にアリにも注意が必要!

このようなことから、毒針の有無や毒性の強弱に関わらず、アリには注意をしなければならない種が多く存在するのです。

これは日本でも同様で、スズメバチのように危険視はされていませんがアリの中には毒針を持つもの、強力な毒性を持つもの、それ以外でも攻撃性の強いものなどは注意が必要になります。

また、本来日本には生息をしていなくても、貿易の荷物などに紛れ込みそこから日本定着をしてしまうものもいます。

ヒアリの写真

出典画像:Wikipedia

近年ではヒアリが注目をされましたが、それ以外にも注意が必要な種もありますので、むやみに触れたりはしない方がよろしいですね。


日本に生息する危険なアリ

前述のように日本にも危険なアリとして認識をしておく必要があるアリも存在しますので、ここで代表的な種をご紹介しておきますね。

オオハリアリ

北海道を除く全国に生息し、日本で最も見かけることのあるハリアリがこのオオハリアリになります。

オオハリアリの写真

出典画像:Wikipedia

体長は5ミリメートル程度で、体色は黒で光沢がるのが特徴的です。

肉食性で餌となるシロアリを求めて、活動するので木の下や石の下、家の中にも入ってくることもあります。

このオオハリアリは、毒針を持ち、刺されてしまうと「ずっしりと痛い」と表現されるような痛みと共に患部が赤く腫れ上がるという症状があらわれます。

たいていの場合に、数日でおさまるようですが、アナフィラキシー症状(呼吸困難など)があらわれることもあるようです。

クシケアリ

クシケアリは東北以北の寒い地域でよく見かけるアリです。関東などでは見ることは無いようです。

クシケアリの写真

出典画像:Wikipedia

体長は5ミリメートル程度で、体色は黒褐色をしています。

こちらのクシケアリも毒針を有するのですが、あまり民家近くに出没しないようで、このクシケアリに刺されたという被害報告はあまり聞きません

しかし、刺されるとやはり強烈な痛みが伴うようで、オオハリアリのそれよりも痛いとする説もあります。

アミメアリ

アミメアリは日本全国に幅広く分布しています。

アミメアリの写真

出典画像:Wikipedia

体長は3ミリメートル程度の大きさで、体色は黒褐色の腹部以外は褐色をしています。光沢があること細かい網目模様の隆起があることが特徴的です。

特定の巣を持たずに集団で行動するという変わった性質を持っています。

腹部に小さな毒針を持ちますが、積極的に使うことは無いようで、アミメアリに刺されたという被害報告は無いようですね。

イエヒメアリ

イエヒメアリは南方系からの外来種になりますが、既に以前から日本で確認されています。

イエヒメアリの写真

出典画像:Wikipedia

自然の中では越冬することが出来ないので、暖房設備のあるビルやデパート、室内での目撃情報が多いです。

体長は2.5ミリメートル程度で、体色は淡い黄色で後方に従って灰褐色をしています。

室内に棲みつかれると非常に厄介なアリで、駆除が難しくなります。

毒性はほとんどないとされていますが、刺激すると積極的に刺してきます。

刺されてもチクチクとする程度ですが、肌が弱いような場合には赤く腫れ上がることもあります。

ヒメアリ

ヒメアリは、北海道や東北を除く全国に幅広く分布する日本固有の在来種になります。

ヒメアリの写真

出典画像:Wikipedia

体長は1.5ミリメートル程度と小さいのがイエヒメアリとの大きな違いになります。

体色は淡い黄色で後方に従って黒くなるのも、イエヒメアリとは異なります。

民家近くにも生息し、室内にも入り込んで来ます。

毒性はありませんが、咬まれることが多々あり咬まれるとちくりとした痛みと赤く小さな腫れが生じることがあります。

アギトアリ

アギトアリは屋久島や種子島、鹿児島県など一部地域に生息するアリですが、本州でも稀に見ることがあるようです。

アギトアリの写真

出典画像:Wikipedia

人目に付くことがないので幻のアリともされています。

体長は1センチメートル程度とアリとしては大型の部類に入りますね。

体色は茶褐色から黒褐色です。

非常に強力な毒針を持ち、その威力はオオハリアリ以上ともされています。

しかし、人目に付くことがないので、被害報告がなくまだ謎の部分が多いのも事実です。

またアギトアリが厄介なのは、毒針以上に恐ろしいのが大きな顎になります。

180度以上開く顎はクワガタのようで、この顎を閉じるスピードは今は抜かれてしまいましたが一時は世界最速と言われていたのです。

顎を閉じるときに「バチン」と音がすると言うのですから驚異的ですよね。

この顎に咬まれてしまうと非常に痛いようです。

オオズアリ

オオズアリは、西日本を中心に幅広く分布しています。東日本付近では近種となるアズマオオズアリになります。

オオズアリの写真

出典画像:Wikipedia

体長は2.5ミリメートル程度ですが、兵隊アリは5ミリメートル程度の大きさになります。

赤みがかった特徴的な体色をしています。

オオズアリを感じで表記すると「大頭蟻」となることからも分かるように、兵隊アリの頭部が非常に大きく発達しているのです。

この大きな頭つまり巨大で強力な顎を武器にした兵隊アリは非常に恐ろしいです。

毒性はありませんが、この切地鋭い大きな顎に咬まれると非常に痛く大きな傷として残ってしまう危険性もあります。


日本で確認されている有毒性または無毒ではあるが非常に危険な外来種アリ

前項でご紹介した「イエヒメアリ」もそうでしたが、もともとは日本に生息していなかったアリが、気が付けば日本で見かけるようになっていたということも多々あるのです。

これは、コンテナなど貿易貨物に交じりこんで来てそのまま棲みついてしまうことが最も多いようで、最初の発見が港付近になることが多いのはこの為です。

そしてそのような新たに日本に紛れ込んでしまったアリの中には、有毒又は無毒ではあるが非常に危険な種類のアリも含まれるのです。

現在日本で確認されている危険な外来種のアリもご紹介しておきましょう。

ヒアリ

最近では最も有名なアリとなるのがこのヒアリかもしれません。

元々は南米原産のアリの仲間で、世界の侵略的外来種ワースト100にも選ばれるなどあまりよろしくない評判で、特定外来生物にも指定されています。

ヒアリの写真

出典画像:Wikipedia

体長は種類によって異なりますが、2ミリメートル程度の大きさのものから6ミリメートル程度の大きさのものまで幅広く存在します。

体色は赤褐色で、日本に元々生存する赤系統のアリとの区別がつきにくいのが厄介な点になります。

ヒアリは強力な毒性の毒針を持ち、非常に好戦的な性格なので気を付けなくてはなりません。

毒性は主にはアルカロイド系、タンパク質系も微量含まれます。

ヒアリに刺されてしまうと、激しい痛みに加え、眩暈に吐き気、発汗や低血圧、呼吸障害や呂律が回らなくなるなどの重度なものから、痛みやかゆみなど軽度なものまで様々な症状があるようです。

しかし、最も気を付けなくてはならないのが、アレルギー症状で特にアナフィラキシーショックが起きてしまうと死に至るケースも報告されています。

このことから「殺人アリ」とも恐れられています。

今後日本での定着が予想されますが、そうなると最も気を付けなければならないアリの一種にはなりますね。

アカカミアリ

アカカミアリはアメリカ原産のアリの一種です。

日本においては以前より沖縄などでは既に生息が確認されていましたが、最近では本土でもこのアカカミアリの存在が確認されています。

アカカミアリもヒアリ同様に特定外来生物に指定されています。

アカカミアリの写真

出典画像:Wikipedia

体長は3ミリメートル程度から5ミリメートル程度と日本の多くの種アリに比べると大型種になりますね。

体色は赤褐色(頭部は褐色)でヒアリと形状や特徴がそっくりで区別がつきにくいです。

性格もヒアリ同様に好戦的で、巣を刺激するなどしてしまうと集団で襲い掛かってきます。

アカカミアリも強力な毒性の毒針を所有しており、攻撃の際にはこの毒針を使って刺してくるのです。

毒性はヒアリほど強力では無いようですが、刺されると激しい痛みに水泡状の腫れやジンマシンなどの症状があらわれます。

また、アナフィラキシーショックに陥る可能性もあるので、注意が必要になります。

今のところ国内においては、このアカカミアリによる人間の死亡事故の報告はないようですが、ヒアリ同様に注意をするべきアリの一種であることは間違いありません。

アルゼンチンアリ

アルゼンチンアリは、ヒアリよりも以前から日本で発見されている外来種になります。

元々は南米原産とされていますが、今ではオセアニアやヨーロッパ南アフリカなど世界中で生息が確認されています。

日本では東海や関西、中国地方で繁殖が確認され今なお拡大中です。

アルゼンチンアリの写真

出典画像:Wikipedia

体長は働きアリで2.5ミリメートル程度の大きさで、体色は黒に近い褐色という感じに見えます。

非常に好戦的な性格で、他生物の巣に侵入し壊滅に追いやることから、生態系の破壊も懸念されています。

襲う対象は他種のアリの場合には、幼虫から成虫全てが餌となり、それ以外にもハチの巣や鳥の巣など、さらには人間もその対象とすることもあるようです。

こちらも世界の侵略的外来種ワースト100選定種、日本の侵略的外来種ワースト100選定種でもあり特別外来生物にも指定されています。

アルゼンチンアリはヒアリやアカカミアリのように毒性の毒針は所有しておりませんが、最大の武器となる大顎で咬みつき攻撃をして来ます。

毒性の攻撃ではないので、前述の毒性アリのような症状はおきませんが、顎による攻撃は驚異です。

アルゼンチンアリの最も厄介なところは、複数の女王アリが存在することによる繁殖力の強さで、どんどんと勢力を拡大してしまうのです。

在来種の壊滅や人間や動物、農作物への大きな被害が出ています。


日本に生息するアリの危険度ランキング!

ここまでご紹介した日本に生息する(確認された)危険なアリ10種の危険度をランキング形式でまとめてみましょう。

日本に生息する危険なアリ第10位から第8位

  • 第10位 ヒメアリ
  • 第9位 イエヒメアリ
  • 第8位 アミメアリ

この第10位から第8位の順位は正直甲乙付け難い3種になります。

被害報告状況からもそこまで深刻では無いようですので、身体の大きさで順位付けをしています。

日本に生息する危険なアリ第7位「オオズアリ」

第7位となるのは在来種のオオズアリになります。

毒性はありませんが、この強力な顎には気を付けなくてはいけません。

簡単に傷つけられてしまいます。

しかし、流石に毒を持つ猛者たちと比べてしまうとこの辺りに落ち着いてしまいます。

日本に生息する危険なアリ第6位「クシケアリ」

第6位となるのは在来種のクシケアリになります。

このクシケアリの場合には、地域が限られていること、民家近くでの生息が無いことから詳しい事例が無いのです。

毒性はオオハリアリよりも強いとされることもあるようですが、その信憑性も分かっておりません

しかし、実際に毒性を有することから、暫定的ではありますが、第6位となります。

今後新たな解明があれば、順位の変動は充分に起こり得ると思われます。

日本に生息する危険なアリ第5位「アギトアリ」

第5位となるのは在来種のアギトアリになります。

このアギトアリも前項のクシケアリ同様で、幻のアリと言われるように研究報告が少ないのです。

毒性はオオハリアリ以上ともされていますが、実際には定かではありません。

しかし、この顎の力は紛れもない事実であることから第5位にしましたが、毒性の研究や本土での見かける頻度が増えるようであればトップを争う危険なアリとしての要素は充分に持ち合わせていると思われます。

日本に生息する危険なアリ第4位「アカカミアリ」

第4位となるのは外来種のアカカミアリになります。

ヒアリほどではないにしろ、ある程度強力な毒性を所有していることと、巣などを守る時の攻撃力は非常に危険とされています。

死亡例は確認されていないものの、アナフィラキシーショック事例は報告があります。

日本に生息する危険なアリ第3位「オオハリアリ」

第3位となるのは在来種のオオハリアリになります。

オオハリアリも非常に強い毒性を持つアリです。

他のアリやシロアリなどを襲い捕食するなど好戦的な性格ですので気を付けなくてはなりません。

人間への被害報告もあり、アレルギー反応やアナフィラキシーショックなどの危険性も危惧されています。

日本に生息する危険なアリ第2位「ヒアリ」

第2位となるのは強力な毒針を持つ外来種ヒアリです。

ヒアリが出現することにより他種のアリを駆逐してしまい、その繁殖を続けてゆきます。

人間の被害においては、まだ日本では定着までに至っていませんが、アメリカでは毎年100人近くの人間の死亡報告もある程です。

日本に生息する危険なアリ第1位「アルゼンチンアリ」

この中で、第1位・それも断トツとなるのは、「パラポネラ(サシハリアリ)」に「ディノポネラ」、「軍隊アリ」と並び世界4大最強アリと称される外来種「アルゼンチンアリ」ですね。

毒針を持たず、武器となる強靭な顎とその驚異的な繁殖力にあります。

既存生物の生存を脅かす程に危険で、それは私達人間も例外ではありません。

一度アルゼンチンアリに敷地内に巣を作られてしまうと、人間や動物(家畜やペットなど)の日常生活もままならなくなる程になってしまいます。

人間や動物への攻撃は勿論、それによる睡眠障害などの健康被害もあるようです。

また、アルゼンチンアリによる農作物被害も深刻なようです。

毒を持たないアルゼンチンアリがトップしかも断トツとなるのは意外かもしれませんが、これまでの報告実績から見てもこの順位は順当だと思われますね。

 

毒性のアリに刺された時の対処法

もしも毒性のアリに刺されてしまった場合に、眩暈や息苦しいなどの症状があらわれたらアナフィラキシー症状の可能性が高いですので、すぐに救急車を呼んでください。

自己判断で「大丈夫」と決めつけてしまうのは非常に危険です。

アリのプロでない限り、ヒアリやアカカミアリ、無毒とされる赤いアリ、これらの区別はつきづらいと思います。

少しでも違和感を覚えるようであれば、医療機関で受診して適切な処置を施しましょう。

アリに刺されたり噛まれたりしない為には

アリには毒性の有無、毒針の有無など様々な種類が存在します。

例え、毒性がないアリであってもアルゼンチンアリのように好戦的で咬みつく習性がある危険なものもいます。

特に自然環境の中で活動するような場合には、なるべく肌の露出は避けましょう

気が付かないうちにアリがのぼってきて刺されたり咬まれたりする危険性を軽減させることができます。

また、虫除けスプレーなどの使用も効果的ですのでおすすめします。

最もアリに襲われる可能性が高いのが、意図的または無意識問わずアリの巣を踏んでしまうなどアリに対して攻撃を仕掛けてしまう時になります。

意図的にアリの巣を攻撃するのは勿論やってはいけませんし、ついうっかりと踏んでしまうこともあるので注意が必要です。

室内でも、食べ物などを出しっぱなしや食べこぼしをそのままにしておくのはアリを室内に呼び込んでしまいますので注意してください。

室内は清潔に保ちましょう。

 

もしも見知らぬアリを見つけたら

最近ではヒアリの発見なで話題になっていますが、日本に本来生息しない危険なアリが貨物に紛れるなどして日本に入ってきている場合もあります。

現に、アルゼンチンアリなどのようにもともと日本にいなかった種が定着しているケースもあるのです。

また、オオハリアリやオオズアリなどのもともと日本にいる危険なアリも存在します。

見知らぬアリを見つけたら自治体や環境事務所などに連絡をしましょう。

 

まとめ

今回日本で遭遇する可能性のある危険なアリについてご紹介をしてまいりました。

アリは以前より私達の身近にいる昆虫で、あまりその危険性を意識することはありませんでした。

しかし、よくよく調べてみると今回ご紹介したように毒を持つもの、毒は持たなくても非常に好戦的で咬みつくなど様々な被害報告があるのです。

ニュースになったヒアリで注目されたように、「たかがアリ、されどアリ」なのですね。

改めて、身近なアリが実は危険生物の可能性がある恐ろしさを実感出来たのではないでしょうか。

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