史上最大にして最強の蛇!ティタノボアの生態と強さ

危険な爬虫類

アドベンチャー映画や恐怖映画などで、巨大な蛇が人間を襲うようなシーンをご覧になった方も多いかもしれません。

「流石に、それはやり過ぎだろう!!」と感じてしまいそうですが、いやいや実はそうでもないようなのです。

今回ご紹介する「ティタノボア」という古代の蛇は、現代に生息していればまさにこれらの映画を地で行く存在であったでしょう。

史上最大にして最強の蛇!「ティタノボア」

今回は、このティタノボアについて、その生態や強さの秘密などをご紹介します。



ティタノボア

ティタノボア基本 データ

ティタノボアの写真

出典画像:Wikipedia

  • 分 類   爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ボア科 ティタノボア属
  • 学 名   Titanoboa
  • 和 名   ティタノボア
  • 英 名   Titanoboa
  • 体 長    12から15メートル程度
  • 体 重  1135キログラム程度
  • 時 代  6000万年から5800万年前
  • 分布域   南米(コロンビアにて化石が出土)
  • 生息環境  熱帯雨林

ティタノボアの特徴

ティタノボアは今から6000万年から5800万年前に南米コロンビアの熱帯雨林に生息していたとされる大蛇です。

大蛇と簡単に言ってしまいますが、その体長は12から15メートルにもおよび体重も1135キログラム程度と見積もられている程に桁外れの大きさを誇るのです。

全長では現生する最大の蛇の2倍、体重においては実に4倍以上にもなる計算です。

しかも、胴体の最も太い部分においては直径1メートルとされているのですから、驚いてしまいます。

蛇は細長い印象ですが、このティタノボアは太さもあり、かなりがっしりとした蛇であったと考えられます。

このティタノボアという名前は「巨大なボア」と言う意味になります。

ボアの写真

出典画像:Wikipedia

その名の通りに非常に大きなボア科の蛇で、現在のボアやアナコンダの祖先筋にあたります。

ティタノボアの生態

ティタノボアの生態に関しては、まだ謎な部分が多くありますが、これまでに解明されている部分をご紹介します。

ティタノボアは、現代よりも気温が高かった時代のコロンビアの熱帯雨林で生態系の頂点として君臨していました。

食性は、肉食で同時期に生息した古代のワニ(クロコダイル類)を主に捕食していたとされています。

クロコダイルの写真

出典画像:Wikipedia

これは、ティタノボアの化石と共に食べられたと思われるワニの化石が発見されていることからも、その信憑性は高いようです。

現代のオオアナコンダも、小型のワニを食べていることも信憑性をより高めますね。

長く太い体でワニを締め付けて殺し丸呑みにしていたのでしょう。

その行動に関しては、ずるずると熱帯雨林をはい回っていたとされますが、その場合にはかなり動きに鈍さが生じたともされます。

また、巨大過ぎてしまったことから地上での生活は困難で、ほとんどの時間を水中で過ごしていたと言う説もあります。

基本的には、現代のオオアナコンダと同様の生態(卵胎生の繁殖に夜行性)と考えられています。

オオアナコンダの写真

出典画像:Wikipedia

オオアナコンダも動きが遅く水中での生活が多いのですが、この行動においては、あまりにもサイズが規格外過ぎてしまうで、なかなか結論に至っていません。

巨大化の理由

しかしこのティタノボアは何故、ここまで巨大になることが出来たのでしょうか。

それには、高温の安定した環境が関係していると考えられています。

当時のコロンビアの熱帯雨林では、平均気温が30度と、現代よりもかなり高気温であったと考えられています。

熱帯雨林の写真

出典画像:Wikipedia

現代においても変温動物である蛇類は、大型の種は赤道付近に生息し赤道を離れるにしたがって小型化しているのです。

ティタノボアは、この高温の安定した環境下でここまでの巨大化に成功したと考えられています。


ティタノボアの強さの秘密

これだけの大きさを保持したティタノボアです。

当然のように、当時のコロンビアの熱帯雨林地域では生態系の頂点に君臨していました。

この大きさこそが、ティタノボアの強さの証と言えるでしょう。

この巨体から繰り出されるパワーで締め付けられてしまえば、相手はひとたまりもありません。

窒息死は当たり前で、全身の骨などは砕けてしまうことでしょうね。

ティタノボアの獲物はワニ

ティタノボアは、実際にワニを獲物として狩っていたのですから、その強さは非常に分かり易いのではないでしょうか。

しかも、ドキドキするようなワニと蛇の死闘・・・ではなく一方的なティタノボアの勝利・圧勝なのです。

ティタノボアにすれば、当時のワニを狩ることは非常に容易い食事だったのでしょう。

ティタノボアの写真

出典画像:Wikipedia

この関係は、現代にも受け継がれています。

現代では、アマゾンにこのティタノボアと近いとされるオオアナコンダが生息しています。

このオオアナコンダは、カイマンなどのワニの仲間を捕食しているのです。

カイメンの写真

出典画像:Wikipedia

しかし、現代のオオアナコンダの場合には、ティタノボアのような圧勝劇とは限らないようですね。

あのティラノサウルスと戦ったら?

このティタノボアが生息した時代には、既に恐竜は絶滅(6600万年前に)してしまっています。

このティタノボアの強さを象徴するように、もし同時代に生息していたとすればティラノサウルスとどちらが最強かと言うことがしばしば話題にのぼります。

勿論、あくまでも想像上での話になりますが、かなり良い戦いをするのではないかと言うのが専らの意見となります。

ティラノサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

動きの鈍さを指摘されると、流石にティラノサウルスを凌駕するとは言い切れないようですが、それでも善戦するだろうと考えられているのです。


しかし生息期間は非常に短くして絶滅

ティタノボアのデータでその生息期間が6000万年から5800万年前と、恐竜などに比べると非常に短期間であることに気が付きます。

200万年という期間は長いようですが、歴史的に見ても1種の生息期間としてはかなり短い方ですね。

実は、この短さは気候変動に関係していると考えられるのです。

前述でティタノボアの巨大化の理由に、安定した高気温がその一番の要因としました。

この安定した高気温が、長くは続かなかったのです。

時代と共に環境が変化していきます。気温が下がり始め、ティタノボアにとっての安定した高気温が維持されなくなってしまったのです。

これほどまでに巨大化してしまったティタノボアは、環境の変化に適応できずに絶滅をしてしまいました。

生態系の頂点に君臨していたティタノボアですが、環境の変化と言う敵にはかないませんでした。

かのダーウィンが言った「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」

ダーウィンの写真

出典画像:Wikipedia

ティタノボアの絶滅は、これの具現化とも言えますね。

 

まとめ

今回、「史上最大にして最強の蛇!ティタノボア」についてご紹介しました。

体長15メートルに体重1トン以上と、まさにモンスター級の大蛇が太古の時代には生息をしていたのです。

バス一台分程の長さに直径1メートルの胴回りの蛇が存在したというのですから、驚きと共に恐怖を感じてしまいますね。

もしも、現代にもこのモンスター・ティタノボアが生存していたら、地域住民はパニックに陥ってしまうことでしょう。

しかしながら、不謹慎とのお叱りを覚悟で言わせていただけば、このティタノボアは非常に魅力的な存在と感じるのではないでしょうか。

是非一度、このモンスターを見てみたい!そう感じるのは私だけでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

合わせて読みたい記事