ドクターフィッシュが危険と言われる理由とは?集まりやすい人の特徴

危険な魚類

ドクターフィッシュと聞くと温泉・足湯などで手や足をいれると古い角質を食べてくれて美容効果をもたらしてくれる可愛らしい魚というイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、実はこのドクターフィッシュに角質を食べてもらう行為には気を付けないといけない危険も潜んでいるようなんです。

ドクターフィッシュが集まりやすい人の特徴といいますか、柔らかいかさぶた傷などには好んで集まるようで、これにより傷が悪化して痛い思いをしたり、また水虫などの感染症も懸念されているようです。

この危険はドクターフィッシュの方にもあるようで、中国では不衛生な足を入れたことによりドクターフィッシュが全て死亡するということ件も起こっています。

施設側、受ける人間側双方ともに衛生管理は必要なようですね。

またこのドクターフィッシュは、値段も安く飼い方も難しくないということで飼育されている方も増えているようです。



ドクターフィッシュとは

ドクターフィッシュとは、原産地を西アジアの河川域とする鯉の仲間(コイ亜科)「ガラ・ルファ」のことで、その通称となります。

寿命は7年程で、体長は成魚になれば10㎝から14㎝程度になります。

水質や水温など適応能力がとても高く、トルコなどにおいては温泉にも生息します。このトルコの温泉で人の角質を食することから皮膚病の治療に用いられようになり「ドクターフィッシュ」と呼ばれるようになりました。

通常は、雑食性で吸盤のような口で藻等を剥がし取って食したり、虫なども食します。

実際に人間の角質を食べるのは、生後2年半くらいまでのようです。

ドクターフィッシュの足湯の写真

出展画像:Wikipedia

ドクターフィッシュが人の角質食べるのは

このドクターフィッシュが人の角質を食べるようになったのは、温泉においては餌となる生物が存在し難いことから起こった現象と見られています。

これは前述もしておりますが、ドクターフィッシュの持つ適応力の高さから来る珍しい現象とされ、人間との見事な共生を築いたことになりますね。

また、ドクターフィッシュは成魚に成長するまでは群れを形成して生活をしますが、成魚になると雄は縄張り意識が強くなり性格もやや攻撃的になってしまいます。

日本などでドクターフィッシュ体験をすると、体長は2㎝から4㎝程度の未成魚ばかりです。これらは、単に未成魚しか人間の角質を食べないということ以外にもこの縄張り意識の強さから集団行動が出来ないことも起因となるようですね。

縄張りを主張する雄の写真

出展画像:Wikipedia

ドクターフィッシュによる効果と危険性

クレオパトラも愛用していたというドクターフィッシュですが、一体どのような効果が期待出来るのでしょうか。

ドクターフィッシュには歯が無いので肌を傷つけることなく古い角質を剥がして食べてくれますので、天然由来の「ピーリング」効果、そしてこの時に発生する振動などによる「マッサージ」効果や「リラクゼーション」効果が期待されています。

また、アトピー性皮膚炎などの皮膚病に対する医療的な効果があるようで、現に発祥とされるトルコや、ドイツなどではこのドクターフィッシュの治療が医療行為とみなされ、保険適用の範囲内になっているようです。

日本においては、まだ集客イベント的な側面の方が大きいですが、それでも、可愛い魚が寄って来てくれることによる「癒し」の効果は充分に発揮されているようですね。

まとめると、ドクターフィッシュによる効果は次になります。

  • ピーリング効果
  • マッサージ効果
  • リラクゼーション効果
  • 医療、健康的効果

集まりやすい人の特徴から見る危険性

このように効果も期待され愛されるドクターフィッシュなのですが、メリットもあればデメリットもあるようです。

気を付けないと、人間にとって危険となり得る可能性もあります。

よく「人によって集まりやすい人や集まりにくい人」なども噂されておりますが、この人によってというのはどうやら関係性は薄いようです。ドクターフィッシュ(未成魚時)は、もともと集団で行動する魚なので、特定の個所に集まるのは自然の成り行きのようです。

ただ、柔らかいかさぶたや傷があるとそこには集まりやすいようですね。実はこのことがとても危険に繋がる可能性があるのです。傷口から細菌による感染が考えられるのです。もともと不特定多数の方が利用するので、誰かしらが菌の保有者であれば水の中に菌が入り込んでしまいますし、またドクターフィッシュを媒介して感染症を引き起こす可能性も充分に考えられます。

これは軽度な感染症から重篤な感染症に至るまで、様々考えられますので肌に傷がある場合には避けるべきですね。

勿論水虫などの白癬菌であれば、傷口の有無に関係なく感染をする可能性がありますので、ドクターフィッシュを経験した際には除菌シートなどでケアすることも必要かも知れません。

だからと言って、除菌クリームを塗るなどして、ドクターフィッシュの入る水に足や手を付けるのもいけません、今度はドクターフィッシュに害を与えてしまいます。


海外のドクターフィッシュ事情とそこにも潜む危険性

一方海外に目を向けてみるとこのドクターフィッシュ事情は国によって様々なようですね。

例えば、前述のトルコやドイツなどでは保険適用範囲内とするなど、国も医療行為と認めるほどです。

イギリスにおいては、このドクターフィッシュの人気が高まり国としても看過していられなくなりました。ドクターフィッシュのガイドラインを作成するなど注目を集めています。

アメリカでは18の州では禁止されています。その理由は「もともとがサロンでの動物飼育の禁止」「動物愛護法」「衛生面」「外来種による環境破壊」などで、対応は州によって異なるようです。

カナダでも4州では禁止されるも法的に認める州もあると、こちらも州によって対応は異なります。

実は「ガラ・ルファ」ではない魚を使うところも

日本ではあまり見かけないようですが、ドクターフィッシュとして「ガラ・ルファ」ではない魚を使うところもあるようで、そうなると安全性の保障がありませんので危険は更に高まります。

実際に海外において、「タウナギ」や「カンディル」などの魚を使い、噛まれて出血したなどの痛い思いをした報告もあるようです。

タウナギの写真

出展画像:Wikipedia

中国ではドクターフィッシュが死亡するという被害も。

中国で起きた、センセーションなニュースが報告されました。

10年間足を洗っていなかった男性が、ドクターフィッシュを体験した際にそこにいた全てのドクターフィッシュが死亡したというものです。

その詳細は、何処までが真実で何処までが誇張なのか定かではありませんが、我々人間におけるドクターフィッシュの危険性を考えながらも、ドクターフィッシュにおける危険性も考慮しなくてはなりません。

ドクターフィッシュの飼育

ここまで、ドクターフィッシュの危険性に注視してご説明をして参りましたが、とても愛嬌がありコケ取りとしても活躍してくれるドクターフィッシュこと「ガラ・ルファ」は水槽を使っての飼育も楽しめます。

飼い方は通常の熱帯魚飼育と同様に比較的容易で、水質や水温に良く順応してくれますし、エサも市販の植物質人工飼料で大丈夫なようです。

値段も10匹 で2000円前後とそれほど高価でもありません。

しかし、皮膚を食べさすという興味だけでの飼育はしない方が良いですね。ドクターフィッシュは生き物であるということを忘れないでください。

ガラ・ルファの写真2

出展画像:Wikipedia

飼育や効果に関する詳しい情報はこちらをご覧ください。

まとめ

ここまでドクターフィッシュに関してご説明をして参りました。

愛嬌もあり様々な効果・効用も期待出来るドクターフィッシュですが、同時に感染症による様々な危険性も指摘されています。

ドクターフィッシュ体験をされる場合には、その危険性も考えて行ってください。

また、飼育も人気ですが、興味本位のみでは無く愛情をもってお願いします。

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