陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキングTOP10

危険な恐竜・古代生物

地球の歴史において、生物として長きにわたり栄華を極めたのは私達人間ではありません。

それは私達人類が誕生する遥か昔に、この地球上に登場し長きにわたり繁栄し続けた恐竜になります。

恐竜の1億6千万年という長い歴史と比べれば我々人間の文明や文化などはほんのつかの間の出来事に過ぎないのですね。

さて、この恐竜の長きにわたる繁栄の期間には、その時代時代で様々な種が現れては滅ぶということが繰り返されています。そしていずれの時代においてもその生態系の頂点に君臨する最強の肉食恐竜が存在していました。

同じ時代で生死をかけて戦っていた種、残念ながら時代が異なり接触も無かった種、それらをひっくるめると一体どの種が最強の恐竜となるのでしょうか?

今回は、陸上で生活をした肉食恐竜の中から史上最強の恐竜・生物はどの種となるのかランキング形式でTOP10を想像してみたいと思います。



目次

最初におことわり

皆様ご存知のように、残念ながら恐竜というのは太古の昔に既に絶滅してしまっております。

それ故にこの恐竜に大人も子供も男性も女性も皆がロマンを求めその思いを馳せているのではありますが…。

従って、最恐の恐竜と言っても体の大きさに武器となる牙など身体的特徴や噛む力に動けるスピードなど身体能力などから総合的判断による推測であることはご理解ください。

史上最強の肉食恐竜・生物ランキングTOP10「エントリー10種」

それでは、まずは史上最強の肉食恐竜ランキングTOP10にエントリーする恐竜10種を年代順にご紹介しましょう。

これは、多くの資料から最強とされる肉食恐竜を上げる場合に名前の上がる恐竜をざっくりと10種類に絞ったもので、ここに登場する種類の恐竜が、最強の肉食恐竜10選となり、この10種からTOP10を決定したいと思います。

エントリーNO1「アロサウルス」

  • 分類 カルノサウルス類、アロサウルス科、アロサウルス属
  • 生息地(発見地) 北米大陸(アメリカ)、ヨーロッパ大陸(ポルトガル)
  • 時代 1億5500万年から1億4500万年前(中世ジュラ紀後期)
  • 全長 7.5から12メートル
  • 体重 1から4トン 意見が分かれているが細身であったことは事実のようである
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 獰猛で好戦的な性格 スリムでスピーディに動く 鋭い歯が武器
アロサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

アロサウルスは、中生代のジュラ紀後期に北米やヨーロッパ(ポルトガル)等に広く生息していました。

体形的には体長が最大で12メートル程度の大きさはあったようで比較的大型の肉食恐竜です。この時代における生態系・食物連鎖の頂点に君臨していました。

ただ、体重は大きくても4トン程度とスリムだったようです。その為一撃で倒すような破壊力は持ち合わせていないようですが、その代わりにとても機敏に動くことが出来たようですね。

一説にはその走るスピードは時速60キロとも言われており、このスピードを活かすことにより狩りの名手・名ハンターだったようです。狩りの対象となるのは大型の草食恐竜で、主には同時代を生きたステゴサウルスやアパトサウルス等を捕食していたとされています。


エントリーNO2「スピノサウルス」

  • 分類 テタヌラ下目、スピノサウルス科、スピノサウルス属
  • 生息地(発見地) アフリカ大陸(エジプト、チュニジア、モロッコ)
  • 時代 1億2500万年から9700万年前(白亜紀前期から中期 諸説あり)
  • 全長 15から17メートル
  • 体重 諸説あり定まっていない(4から6トン、6から9トン、20トンなど
  • 食性 肉食(主に魚)
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 史上最大級の肉食恐竜で鰐のような鋭い歯を持っています。水中生活にも適応し陸上では四足歩行で動きます。
スピノサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

スピノサウルスは、白亜紀の前期から中期にかけてアフリカ大陸北部に生息をした史上最大級の肉食恐竜になります。ティラノサウルスに代表されるような二足歩行の大型恐竜とは異なり、スピノサウルスは四足歩行になります。

大型という最大級のメリットはあるものの、主だった餌は魚という説があるように頭部はやや細長くワニのようで同様に鋭い歯を持ちますが、名立たる大型肉食獣の中においては、顎の力はそれほど強いとは思われないようですね。

その全長は15から17メートルと非常に大型で、ただ四足歩行の為、体高としては6メートル程度となるようです。体重は諸説あり、4から6トンとするものから20トンはあったとするものまで様々です。

エントリーNO3「アクロカントサウルス」

  • 分類 カルノサウルス類、アロサウルス科(カンカロドントサウルス科説もあり)、アクロカントサウルス属
  • 生息地(発見地) 北米(アメリカ)
  • 時代 1億2500万年~1億1200万年前(白亜紀前期~白亜紀中期 ただ諸説あります)
  • 全長 12から13メートル
  • 体重 2から4トン
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 北米大陸最大級の肉食恐竜で鋭い鉤爪を持っています。また背中には特徴的な背びれがあったようです。
アクロカントサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

アクロカントサウルスは北米大陸で白亜紀前期から中期にかけて生息した北米大陸最大級の大型肉食恐竜です。その体長は12から13メートル程度あったとされ、ティラノサウルスやギガノトサウルス、カルカロドントサウルス等と並ぶほどの大きさのようですね。

また、背中にはアクロカントサウルス最大の特徴となる長い背びれを持っています。

走る速さは時速40キロ程度は出せたようで、大型恐竜としては身体能力が非常に高かったとされています。この身体能力を武器に数頭でチームを組んで巧みな狩りをしていたとされています。

エントリーNO4「マプサウルス」

  • 分類 アロサウルス上科、カルカロドントサウルス科、マプサウルス属
  • 生息地(発見地) 南米(アルゼンチン、チリ)
  • 時代 1億年から9000万年前(中世白亜紀)
  • 全長 11から13m
  • 体重 3~4トン
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 非常に大型だが軽量 鋭いナイフのような歯
マプサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

マプサウルスは、中世代の白亜紀に南米などに生息をしていたとされる大型の肉食恐竜です。

大きなものでは13メートルと最大級の肉食恐竜ですが、骨は空洞となっていることやスリムな体形から重量級というよりは華奢でスリムという感じであったようですね。

同時代に生息したギガノトサウルスと並び生態系・食物連鎖の頂点に君臨していました。

エントリーNO5「カルカロドントサウルス」

  • 分類 アロサウルス上科、カルカロドントサウルス科、カルカロドントサウルス属
  • 生息地(発見地) アフリカ大陸北部
  • 時代 1億年から9300万年前(中世白亜紀)
  • 全長 10から14メートル
  • 体重 3~4トン
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 肉食に適した鋭利な歯 史上最大級の肉食恐竜
カルカロドントサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

カルカロドントサウルスは中生代の白亜紀にアフリカ大陸北部に生息していた史上最大級の肉食恐竜です。

その大きさは、体長が大きいもので14メートルと非常に大型の肉食恐竜です。これと同様に頭部の骨も1.6メートルと非常に大きく、体長及び頭部の大きさは、ティラノサウルスと比べても同じ程度またはカルカロドントサウルスの方がやや上回っていたと考えられます。

また、薄くて鋸状のサメのような歯を持っていてこれは肉食恐竜としてはある意味非常に適した歯となるようですね。このことが学名の由来である「鋭い歯を持つトカゲ」となっています。

エントリーNO6「シアッツ・ミーケロルム」

  • 分類 アロサウルス類、ネオヴェナトル科(変更の可能性あり)、シアッツ・ミーケロルム属
  • 生息地(発見地) 北米大陸
  • 時代 1億年から6600万年前(中世白亜紀)
  • 全長 9から12メートル
  • 体重 4トン
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 2008年に化石が発見とまだ発見されて間もない為、詳細が不明な部分が多い

 

シアッツ・ミーケロルムは白亜紀に北米大陸に生息していたとされる大型の肉食恐竜です。

ただ、残念ながら化石の発見がまだ新しく詳細な解明がまだされておりません。現時点では最新の発見ということもあり、情報がどんどん更新されていくという状況です。

それでも、今回登場させたのには、それなりの理由があってのことです。

発見されたのはまだ未成熟の子供の骨の化石なのですが、実はこれ草食恐竜も含めたこれまで北米において発見された化石ではベスト3に入る大きさなのです。

そこからの推測で9から12メートル程度という体調を出しているようですが、成獣の大きさとなると今後さらなる数値が出され、もしかすると最大級の恐竜となる可能性もあるようです。


エントリーNO7「ギガノトサウルス」

  • 分類 カルノサウルス類、カルカロドントサウルス科、ギガノトサウルス属
  • 生息地(発見地) 南米大陸(アルゼンチン)
  • 時代 9800万年から9600万年前(白亜紀後期)
  • 全長 12から14メートル
  • 体重 6から13.5トン
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 史上最大級の肉食恐竜の一つで重厚感もあるが、走る速さは時速20から40キロと俊敏な一面もある。
ギガノトサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

ギガノトサウルスは白亜紀後期初頭に南アメリカ大陸(アルゼンチンで化石発見)に生息していた非常に大型の肉食恐竜です。体調は13メートル、体重は6から13.5トンと幅広いですがかなりがっちりとしていて非常に重厚感があります。

しかしながら、それでいて動作は非常に俊敏動けた一面も持ち合わせていたようです。

また、同じ大型の肉食恐竜であるティラノサウルスよりも頭骨が長くティラノサウルスの1.5メートルに対してギガノトサウルスのそれは1.7メートルとされています。

このことから、噛む力や破壊力もティラノサウルス以上かと思われますが、そこは異なりギガノトサウルスの顎の力はそれほど強いものではなかったようです。

その代わりに、ギガノトサウルスは鋭利に尖った歯を持ち、いとも簡単に獲物の肉を切断していたと考えられています。

これらを駆使して集団で狩りを行っていたようです。

エントリーNO8「タルボサウルス」

  • 分類 テヌタラ類、ティラノサウルス科、タルボサウルス属
  • 生息地(発見地) アジア(現在のモンゴル、中国)
  • 時代 7500万年から6500万年前(白亜紀後期)
  • 全長 10から12メートル
  • 体重 4から5トン
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 アジアのティラノサウルスと呼ばれるほどの近種で東アジアでは最大級の肉食恐竜です。
タルボサウルスの骨格の写真

出典画像:Wikipedia

タルボサウルスはアジアにて白亜紀後期に生息していた大型の肉食恐竜です。アジアでは敵なしの存在で生態系の頂点に君臨していたと考えられています。この名前が「恐怖のトカゲ」から来ていることからも、その影響力が伺えます。

武器となるのは、強靭な身体に強力な顎と鋭い歯、そしてそれらにくわえ広い視野を持つことであります。これらを駆使して大型の草食恐竜を捕食していたと考えられています。

近種とされるティラノサウルスとは、体形などもよく似ていることから間違われやすいのですが、よくよく確認すると明白な違いが存在します。その一つとなるのはティラノサウルスよりもさらに小さな前脚でそのうえ体格はやや細目になります。

このように身体のパーツの比率や骨の形態の違いから、タルボサウルスとティラノサウルスは別の種とされているようです。

エントリーNO9「ダスプレトサウルス」

  • 分類 コエルロサウルス類、ティラノサウルス科、ダスプレトサウルス属
  • 生息地(発見地) 北米大陸(カナダ、アメリカ)
  • 時代 7700万年から7400万年前(白亜紀後期)
  • 全長 9メートル
  • 体重 3.6トン
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵生
  • 特徴 ティラノサウルスの近種、がっしりとした体格と頑丈な歯を持つ。
ダスプレトサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

ダスプレトサウルスは、白亜紀後期に北アメリカ大陸に生息した肉食恐竜でその名の通り恐るべきトカゲとして生態系のトップに君臨していました。

体長は9メートルで体重が3トンと非常にがっしりとした体形を誇ります。

同時代には同じ肉食恐竜のゴルゴサウルスも生息しておりましたが、華奢なゴルゴサウルスは主にハドサウルス類を捕食しておりました。一方、重厚でがっしりとしたダスプレトサウルスは、大型の角竜や鎧竜などの恐竜を捕食することできちんと住み分けがされていたようです。

特徴的なのは、雄よりも雌の方が身体が大きくなり狩りも上手だったようです。雌の方が雄よりも体が大きいのは卵を産むことに関係するという説もあるようです。

エントリーNO10「ティラノサウルス」

  • 分類 テヌタラ下目、ティラノサウルス科、ティラノサウルス属
  • 生息地(発見地) 北米大陸(アメリカ)
  • 時代 6850万年から6550万年前(白亜紀後期)
  • 全長 11から13メートル
  • 体重 5から6トン(3から9トンまでの説がある)
  • 食性 肉食
  • 繁殖形態 卵性
  • 特徴 最もメジャーな恐竜で史上最大級となる体格とけた外れの顎の力にくわえ鋭い歯、明晰な頭脳を持つ。
ティラノサウルス骨格標本の写真

出典画像:Wikipedia

ティラノサウルスは、白亜紀後期に北米大陸に生息していた史上最大級の肉食恐竜になります。数多存在する恐竜の中でも抜群の知名度と断トツの人気を誇る恐竜になりますね。

名前の由来は「暴君竜」「暴君トカゲ」でその気性の粗さを物語るように、同時代を生きる全ての生物を震え上がらせてこの時代にの生態系のトップに君臨していたと考えられています。

体調13メートルに体重6トン(最大9トン説もあり)にもおよぶというその大きさ、さらにはずば抜けた身体能力(走行速度は最大で時速40から50キロが有力、ただし実は走るのは苦手などの否定説もあります)、驚異的な顎の力と鋭い歯、聴覚・嗅覚・視覚がいずれも優れていてインテリジェンスな性格を持つというまさに狩りのために必要なものを全て兼ね備えています。


発表!陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキングTOP10!

それでは、いよいよ上述のエントリーした恐竜の中で「陸上の史上最強肉食恐竜ランキングTOP10」を発表したいと思います。この選定基準は、時代背景にくわえ体格に機動力そして武器となる歯や爪や尾などを総合的に判断して考えました。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第10位「ダスプレトサウルス」

ダスプレトサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

ダスプレトサウルスは、がっしりとした重厚な体形で当時の生態系のトップに君臨し大型の肉食獣を捕獲していたようですが、体形的に劣勢は否めませんね。

また、武器となるのが大きな顎と歯というのは、対草食恐竜であれば充分に効果的に機能し恐れられたと思いますが、同じ肉食恐竜との戦いになると皆共通して持つ武器ですので、これだけで勝ち上がるのは厳しいと思われます。

ただそうは言っても、捕食していた相手がセントロサウルスのように重装甲を持つ大型の恐竜ということを考えると、対戦する場合には相手は決して油断は出来ず下手をすればやられてしまうようなことも考えられます。

相手が一瞬でも油断するようなことがあればダスプレトサウルスにも勝機があるようですね。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第9位「シアッツ・ミーケロルム」

シアッツ・ミーケロルムは2008年にアメリカユタ州で化石が発見されたばかりの新しい恐竜で詳細はまだ不明な部分が多々ありますが、完成されたティラノサウルスが出現するまでは北米で生態系の頂点に君臨していた可能性が高いとされています。

発見されたのがまだ未成熟な子供の骨にも関わらず9メートルと想定されることから成獣の場合には12メートル程度4トン位にはなるであろう…もしくはそれを遥かに超える大きさという可能性も出てまいります。

これまでに確認されている化石は背骨、骨盤の一部、脛の骨、足指の一部、尾椎等と非常に断片的ではありますが、それでもネオヴェナトルに近い肉食獣と分かりました。

頭部が発見されていないことから、歯の形状など攻撃的な部分は不明であり、この位置・順位に甘んじていますが今後のさらなる発見次第ではTOP3に食い込んでくる可能性も充分あり得るのです。

それと言うのも、このシアッツ・ミーケロルムの時代にはティラノサウルスも同時に生息していましたが、当時のティラノサウルスは最終的な変貌を遂げる前でまだ体調も小さめということもあり、このシアッツ・ミーケロルムには到底敵わなかったであろうとされているのです。

今はこの順位ですが、今後の発見に期待大ですね。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第8位「マプサウルス」

マプサウルスというこの名前には正直なところピンとくる方は少ないかもしれませんね。なかなか恐竜と言って、この名前があがることは稀で決してメジャーではありませんが、その体は13メートルとメジャーなティラノサウルスと比較してもそん色なく…むしろ大型かもしれないのです。

しかしその実、体つきは華奢で骨も空洞化されるなど重さ的には、4トン程度と比較的軽量な部類に入るようですね。ただ、この軽さを活かして俊敏な動きをしていたか否かは定かではありません。

肉食恐竜には珍しく群れを形成して生活をしていたこともあり、狩りなどは群れで行っていたようです。

この為、個体としての優劣を決める今回の主旨ではなかなかプラスに作用する点が見出せていません。

しかし、頑丈な顎には鋭くとがったナイフのような歯が並び獲物の肉を切り刻んだり、深い傷を負わせて失血死をさせるなど有効に使われていたようです。

このことからも分かるように、破壊力抜群の大ナタのような攻撃ではなく、切れ味鋭い名刀のような鋭角的な攻撃のようですね。

これらは、餌となる草食恐竜に対しては非常に有効的に活用できたとは思いますが、相手が大型の肉食恐竜となると一発の破壊力を誇るような相手には怪我は負わせられても仕留めるというところまで持ち込むには苦戦しそうですね。

しかし、最大の武器である大型の身体を武器にある程度の善戦は見込めるのでは無いでしょうか。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第7位「アロサウルス」

アロサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

アロサウルスは、非常に獰猛で好戦的だったとされており、戦いよって負ったと思われる傷だらけの化石が多く出土しています。

このことにより戦いに関しては、かなり手馴れていると思われますね。ただ、体長(頭の比率も含め)はティラノサウルスと比べるやや小さく、アゴの力もそれほど強くないようです。

武器は、発達した前脚の鉤爪と大きくはありませんが鋭い鋭利な歯、そしてそのずば抜けた身体能力と機敏な動きで、自分より大型の獲物に対しても臆することなく果敢に攻め立てていたと考えられています。

大型の肉食恐竜の中では、スピードとバランス感覚さらには嗅覚・聴覚も優れていたようですので、一撃で相手を仕留めるパワーは無くても、これらを武器に充分に大型の肉食獣とも渡り合えると思われます。

狩りにおいて、単純に獲物を追いかけて捕まえるのではなく、群れを形成し待ち伏せするなど頭脳的な一面もあるようですので、力任せに攻め立ててくるような相手よりは一枚も二枚も上だと思われますね。

また、アロサウルスの狩りにおいて、このような説もあります。それは、相手を完全に仕留めないまま、柔らかい部分の肉を鋭い歯でそぎ落とし食するという、無駄な労力を使わず傷も負わない効率的な手法を用いていたというものです。

これによりアロサウルスはその時代の生態系・食物連鎖の頂点に登り詰めることが出来たとされているのです。

それが事実であれば、かなりの策士であり頭脳的には断トツで優秀とも思われますね。

発達したかぎ爪に鋭い歯、ずば抜けた身体能力と俊敏性、さらにはその獰猛かつ好戦的な性格に優秀な頭脳を使えばこれら肉食獣の中でもこの位置をキープすることは可能と思われます。

ただそれでも、それだけでは補え切れない体格とパワーという大きなハンディを乗り越えられるのはこのあたりが限界かと思われます。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第6位「スピノサウルス」

スピノサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

スピノサウルスは発見されたのが比較的新しい(化石があったが紛失)恐竜ですが、映画「ジェラシックパーク」で一躍脚光を浴びる存在となりました。映画の中では、メインの恐竜という扱いであったため、ティラノサウルスと対決し勝利するというシーンがありますが、これは映画の演出上のことで本質的にはどうやらそうはならないようです。

勿論、これだけの体格をしているので非常に恐ろしい恐竜であったことは事実となるのでしょうが、食性が肉食とはいえ主な獲物が魚であることでワニのような鋭い歯は持つものの大型の肉食獣にどこまで通用するのかは疑問がおこりそうですね。

スピノサウルスは陸上及び水中でも活躍の場があったことから、水中であれば無敵とは思いますが陸上となると勝手が違って来ると思われます。今回は陸上の恐竜としてのエントリーでありやや不利に動きました。

また、このスピノサウルスが生きていた時代のアフリカ大陸にはスピノサウルスの他にもカルカロドントサウルスとデルタドロメウスという肉食恐竜が存在しております。それぞれ餌となるものが異なるので共存が可能であったと考えられていますが、スピノサウルスの化石からは、カルカロドントサウルスに襲われて大怪我(背中のひれ突起を損傷)を負った形跡もあるようです。

これらから総合的に判断すると、残念ながらジェラシックパークのような派手な活躍は期待出来ないと考えられます。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第5位「カルカロドントサウルス」

カルカロドントサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

カルカロドントサウルスは肉食恐竜の中でも最大級の大きさを誇り、その体長は大きな個体で14メートルほどにもなります。これは、身体の大きさがものを言う自然界の強さの中では相当の武器となるでしょう。

また、その学名の由来ともなる「鋭い歯を持つトカゲ」とされるように、サメのように細く非常に鋭利で鋸状になった歯を持っていて肉食恐竜としては効率的なハンターで生態系の頂点を極めましたが、大型の肉食恐竜同士の争いになった場合にはどこまで通用するのかが怪しくなりますね。

同タイプの鋭利な形状の歯を武器とする肉食恐竜に対しては、体形の優位性でカルカロドントサウルスに分があると思いますが、相手が大型で一撃必殺のパワーと武器を持つ肉食恐竜になるとよほどの頭脳戦に持ち込まないと苦しくなると思います。

また、カルカロドントサウルスには肉食恐竜の中では珍しく長い前脚を持ち、これは狩りでも大型草食獣を相手に有効的に活用できたようです。これはティラノサウルスなどのように、短い前脚を持つもののが多い肉食恐竜が多い中で、実践的で効果的な武器となり得ますね。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第4位「タルボサウルス」

タルボサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

アジアのティラノサウルスと言われるタルボサウルスはアジアでは生態系の頂点に君臨し無敵の存在であったようです。

骨格からはよく本家ティラノサウルスと間違われるほどに酷似しているようで、強力な顎や鋭い歯に太い鞭のような尻尾、強靭な後足など本家同様の破壊力を持ち合わせ並み居る大型肉食恐竜の中に混じって最強の一角を担ってもおかしくないようです。

しかし、全体で見るとやや小ささは否めないようですね。獲物としていたのも、大型のメジャーな草食恐竜というわけでもないようでこの辺りがプラス査定に働きませんでした。

「恐怖のトカゲ」「警告するトカゲ」と恐れられ生態系のトップに君臨はしていましたが、それはアジアという地域の中のことのように思われます。

最強の一角を担いますが、上位に食い込む健闘レベルと考えるのが妥当かも知れません。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第3位「アクロカントサウルス」

アクロカウントサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

アクロカントサウルスは白亜紀に北米大陸に生息しており、体長13メートルにも及ぶ大型の肉食恐竜です。自然界においてこの体の大きさは最大級の武器となりますね。

また、大きく非常に鋭利な歯が生えていますが、非常に鋭利なため薄く丈夫ではありませんでした。機能としてはサメと同様に折れては何度も生え変わるということが出来たようです。

実はこのアクロカントサウルスは白亜紀前期(中期も含む説もあります)においては、最恐の恐竜と称されることが多く、その理由は上述の鋭い歯にくわえ、他の大型恐竜と異なり後ろ脚は勿論ですが前脚が非常に発達しています。

この指に付いた頑丈な鉤状の爪が非常に鋭く尖り、狩りにおいては充分効果を発揮していたようなのです。これは同じ肉食恐竜との戦いにおいても有効な武器となると思われますね。

更に時速40キロで走れることからも分かるように動きも俊敏で、チームプレーで狩りを行う頭脳に大きな体格と機動力は申し分ないかと思います。

これらから考えると、後に登場してくる進化を遂げている肉食恐竜と比較しても堂々と上位に食い込む力はあると思われます。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第2位「ギガノトサウルス」

ギガノトサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

ギガノトサウルスは近種の恐竜にカルカロドントサウルスやアロサウルスなどの大型肉食恐竜がいますが、それらの大型肉食恐竜よりもその体格はひときわ大きく、ティラノサウルスと比べても大きさでは上回っていたと考えられています。

これはギガノトサウルスの最大の特徴でありますが、同時にこの身体の大きさが一番の武器になるでしょう。これにくわえ俊敏な動きと鋭利な歯さらには鋭い鉤爪で、たいていの肉食恐竜もギガノトサウルス前には歯が立たないと思われます。

懸念材料とされる顎の力の弱さですが、あくまでもそれはティラノサウルスとの比較であり一般的に考えればギガノトサウルスの顎の力も充分に破壊力はあったかと思われますね。

その証拠に、学者達の推測ではギガノトサウルスが獲物としていた恐竜の中には非常に大柄な恐竜アルゼンチノサウルスも含まれていたようです。集団での狩りとはいえ、この大物を倒せるのですからこの戦闘能力は疑いようがないと思われるのです。

陸上の史上最強肉食恐竜・生物ランキング第1位「ティラノサウルス」

ティラノサウルスの写真

出典画像:Wikipedia

ズバリ!史上最強の陸上肉食恐竜ランキング第1位に輝くのは「ティラノサウルス!」になると考えられます。

最もメジャーであることから、様々な恐竜を紹介する際にもその比較対象としてこのティラノサウルスはよく用いられますが、パワーや武器となる攻撃力などにおいては、敵う恐竜は今のところ現れていないように思われます。

何といっても体調13メートル、体重6トンという大きくがっしりとした身体、頭部も大きくそこから繰り出される噛む力は57000ニュートンという桁外れの強さです。さらにその顎には18センチメートル程度(最大のものは30センチメートルを超す)の肉食恐竜の中でも最大級となる大きさの鋭利な歯がズラリと並んでいます。

骨をも簡単に噛み砕いてしまうというティラノサウルスの一噛みでほとんどの相手は戦意を喪失してしまうのではないでしょうか。

発掘された様々な恐竜の化石の中には、実際にこのティラノサウルスに襲われつけられたと考えられる傷がついているものも多いようですよ。

この噛む力が凄いのは大きな頭部によるものとの説明をしていますが、その大きな頭部は化石の骨で見ると1.5メートを超すものもあるようです。この大きな頭は噛む力の凄まじさを表現する際によく用いられるのですが、ここにはそれ以外にももう一つ大切な情報があるのです。

それは、頭部にある脳ですね。この脳容量が他の恐竜と比べて非常に大きいことも分かっています。

ティラノサウルスは狩りの名手名ハンターとしても有名ですが、これはこの脳の大きさも非常に密接に関係してくるのです。

ティラノサウルスの骨格標本の写真

出典画像:Wikipedia

集団で頭脳プレーを駆使していたことも勿論ですが、何よりも「視覚・聴覚・嗅覚」が非常に優れているうえに、立体視も可能さらに三半規管も発達していたので獲物の発見と獲物との距離なども正確に見極めることが出来たというところにあります。

生存時代には、自分よりも大きく頑丈な草食恐竜を捕食し生態系の頂点に君臨し続けたティラノサウルスです。いかなる肉食恐竜と対峙しても一切怯むこともないでしょう。

このように非常に優れた機能を有し活かすことが出来るティラノサウルスは正に無敵と言えると思われます。

補足

このように「陸上の史上最強肉食恐竜ランキングTOP10」の結果をはじき出してみましたが、これらはあくまでも現在発表されているデータからの判断になります。

正直なところメディアで取り上げられることが多い「ティラノサウルス」や「スピノサウルス」、「タルボサウルス」、「ギガノトサウルス」などに贔屓的な目が向けられてしまいがちですね。最初にお伝えしているように既に恐竜は絶滅をしてしまっているので、残された化石などのデータから推測された特徴を比べるしか方法がないのです。

例えば今回は第9位という控えめな順位としている「シアッツ・ミーケロルム」ですが、これは詳細が発見されていないが故であります。仮に今後ティラノサウルスよりも強靭な顎や牙、前脚の爪に身体能力などがくわわればそのまま一位の座に上り詰めることでしょうね。

また、今回は第6位とした「スピノサウルス」ですが、仮に水中戦に持ち込めば断トツになります。このようにTPOなどによってもだいぶ左右されてしまいますね。

ただ一つ恐竜は1億6000万年という非常に長い期間存在していました。この間において、一つの種が様々な進化を遂げて生まれ変わっています。ティラノサウルスがそのよい例になりますが、初期のティラノサウルスの仲間は大きさも小さくとても生態系のトップに君臨出来るような種ではありませんでした。

長い年月を経て恐竜の最終章に完成形として現れたのがティラノサウルスなので強くて当たり前なのかもしれませんね。もし恐竜の絶滅が無ければ、他の種がより強力な進化を遂げて現れ第1位としたティラノサウルスを捕食した可能性もあるかもしれません。

まとめ

今回、陸上の史上最強肉食恐竜ランキングTOP10を発表させて頂きました。

結果としては「第1位 ティラノサウルス」「第2位 ギガノトサウルス」「第3位 アクロカントサウルス」がTOP3と言うことで大方の予想通りかもしれませんね。

ギガノトサウルス骨格標本の写真

出典画像:Wikipedia

また中には「いやいやおかしいおかしい」と異論をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。勿論、様々な意見があってしかるべきとも考えますので!

ただ、これらはその真実を追求することはもはや不可能なので、色々と太古の昔を想像してロマンを楽しむということでお許しください。

今回登場した恐竜の中には、よくご存知でないものもあるかと思います。

しかし、いずれもその時代で頂点を極めた凄い恐竜ですので、メジャーなもの以外の恐竜にも是非興味を持っていただければ幸いです。

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