オオヤマネコは日本では絶滅危惧種?特徴とペットで飼うなら値段はいくら?

危険な哺乳類

オオヤマネコという大型の猫をご存知でしょうか。主に山岳地帯にすみ岩場や木々の間を駆け巡っています。

山の多い日本にも昔はいましたが、今では動物園で姿を見かけるのみで絶滅危惧種となっています。

ところが、現代では海外から輸入してペットとして飼えてしまうのです。この記事ではオオヤマネコの特徴や値段についてご紹介していきます。

オオヤマネコの基本情報

オオヤマネコの写真出典画像:Wikipedia

  • 学名:Lynx lynx
  • 分類:食肉目ネコ科オオヤマネコ属
  • 分布:欧州〜シベリアの森林地帯
  • 体長:80~130cm
  • 体重:18~30kg


オオヤマネコの生態と特徴

オオヤマネコは夜に単独で狩をします。捕食対象は鳥類、昆虫、そして小型の哺乳類、時にシカをも襲って食べます。

狩のスタイルは追跡・潜伏・待ち伏せしてからの奇襲です。基本的に餌に忍び寄るために障害物となる樹木が多く、地形も起伏の多い場所を好みます。そのため山岳地帯に住み、縄張りの範囲は1匹あたりがとても広く20〜60㎢です。

オオヤマネコは山岳地帯や比較的標高の高いところに生息しているため、寒さに強かったり、貴重な獲物を追跡するために川を渡れるように泳ぎが上手く、そしてオオヤマネコは獲物を目ざとく見つけるために目がとてもいいのです。

外見は全体的にがっしりした体格をしており、足が長く、太くたくましいです。また、耳には飾り毛がありオオヤマネコのトレードマークになっています。

毛色は褐色がかった黄色や灰色、茶や黒など幅広く、地域によって異なり、中には斑点があったりなかったり、さらに個体差によっても異なるので、多様な外見をしています。

日本では絶滅危惧種!?オオヤマネコがいる動物園は?鳴き声は?

オオヤマネコはユーラシア大陸の比較的緯度の高いところに生息していましたが、今では数が激減し、西ヨーロッパでは絶滅してしまいました。

かつての日本にも野生のオオヤマネコは生息しており、北海道から本州に広く分布していましたが、今では絶滅しています。

オオヤマネコの減少の原因は、人間が山を切り開き道路を通したことで交通事故に遭うケースが増えたり、毛皮目的の密漁や、家畜を狙う害獣として駆除されたり。

つまり、拡大した人間の生活圏がオオヤマネコの生息圏と重なったために起こったことです。

現在では保護活動が行われ、繁殖したオオヤマネコを再び痩せに戻す取り組みがなされています。また、現代の日本では2箇所の動物園でオオヤマネコを見ることができます。1つ目は東京都の羽村市動物公園、2つ目は兵庫県の神戸市王子動物園です。

ここではオオヤマネコの鳴き声を聞くチャンスがあります。オオヤマネコの鳴き声は野生でも聞くことは難しいです。それが動物園では待ち構えて聞くことができます。どんな鳴き声かというと、「ガオー」ではなく「ニャー」に近いのです。どちらかというと家猫に近い鳴き声なのです。

オオヤマネコの性格・寿命|実はペットとして飼える!?

山岳地帯では野生動物を襲う猛獣、人里の家畜を襲う害獣として知られていたオオヤマネコですが、実はペットとして買うこともできます。

オオヤマネコをどのようにしたら飼えるのか、飼育方法やルールについてご紹介していきます。

オオヤマネコを飼うなら赤ちゃんから

猛獣や害獣として認知されていたオオヤマネコですが、実は赤ちゃんの時から人間と暮らしていれば、人間になつき、そばに寄り添っていられるパートナーになれると言われています。

飼い猫としてのオオヤマネコはとても活発に動き回ります。なので、遊ぶスペースは十分な広さが必要です。

これはもともと山岳地帯を駆け巡り、岩場を飛び越え、木々の間をすり抜けて狩をしていた狩猟本能があるからです。狭い部屋だとストレスが溜まってしまうので、広い部屋で適度にアスレチックを用意してあげると良いでしょう。

こうしてオオヤマネコと良好な関係が築けていれば、リードをつけて散歩すらすることができます。

ただし、日本では飼うことは特別な許可を取ればできますが、ルールがあり、外で散歩をさせることはできません。


オオヤマネコの子猫を飼うためのルールは?

飼育に必要な許可とは、飼育する場所の許可を都道府県知事や政令指定都市の市長の許可が要るのです。

それはオオヤマネコが「特定動物」という区分に入っているからです。特定動物はトラ、猛禽類、ワニやマムシなど650種類ほどが「特定動物愛護管理法」によって指定されています。

また、オオヤマネコを飼うには次のようなルールがあります。

まず、飼育するときのケージは上下左右を囲む「おり型施設」の中で飼育するということ、そしてそのケージに十分な強度と構造があること、そして破損がないかどうか、問題がないかの定期的な点検をすること、オオヤマネコとの接触はい主に限定されること、オオヤマネコを飼っていることを明記し公表すること、許可を得た飼育スペース以外で飼育しないこと、オオヤマネコに個体を識別できるようなマイクロチップを装着することです。

これらを守らず無許可で飼育することは違法で、半年間の懲役や100万円近い罰則金が課せられます。

オオヤマネコの子猫の値段は?

許可を取り、ルールを守ってオオヤマネコを買うとして、どこから買えるのか。それは海外からの輸入や海外ブリーダーに依頼するほかありません。

価格はサーバルキャットと同額ほどなので、120〜200万円ほどです。

日本でオオヤマネコを買うためには法令を遵守し、車ほどの金額かそれ以上の金額を支払う必要があり、かなりハードルが高いのです。

オオヤマネコのまとめ

山岳地帯で岩場や木々の間をかけ巡り飛び回り、ある時は猛獣、またある時は害獣とされていたオオヤマネコも、現代ではハードルが高いながらもペットとしても飼えるようになっています。

このようにほんの数十年で人間とオオヤマネコの関係は大きく変わりました。

野生では絶滅が危惧されているオオヤマネコですが、保護活動や共生によって人間との関係がこれからどんどん好転してくといいですね。

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