メガロドンの絶滅原因とは?シャチを圧倒する実在したバケモノ巨大サメ

危険な絶滅動物・古代生物

太古の海には、現代のホホジロザメより巨大な肉食ザメが生存していたことをご存知でしょうか。

それが今回ご紹介する「メガロドン」になります。

発見されている化石などから生存していた事実は認められているものの、その大きさや絶滅理由など詳細が不明な部分も多々ある伝説のサメなのです。

また、「シャチをも圧倒する最強のサメ」であったとされるメガロドンが、実は現代にも生存・実在しているという説もあるようなんです。

とても興味深いですよね?

今回はそんなメガロドンについて詳しくご紹介をしてまいります。



メガロドン

メガロドン基本 データ

メガロドンの写真

出典画像:Wikipedia

  • 分 類  ネズミザメ目 ネズミザメ科(またはOtodontidae) ホホジロザメ属(またはカルカロクレス)
  • 学 名  「Carcharodon megalodon」または「 Carcharocles megalodon」
  • 和 名  ムカシ(オオ)ホホジロザメ
  • 英 名   Megalodon
  • 体 長   13から20メートル(一時期は40メートル説もあったが、現在では否定的)
  • 体 重   不明(20トンとする説もある)
  • 時 代  新生代中期とする説が多い(2600万年から600万年前、1800万年から150万年前など)
  • 化石発掘  ヨーロッパ、アメリカ、日本、アフリカ、オーストラリア、インド
  • 生息環境  比較的温暖な海域

メガロドンは2000万年ほど前から200万年程前に(その時代においては多説あるため大まかに表現させていただきます)生存していた古代のサメになります。

現代において最強の肉食魚とされるホホジロザメと同じネズミザメ科に属する非常に凶暴なサメで、当時の海の生態系の頂点に君臨していたと考えられています。

一説には、魚類史上最強の魚となるのがこのメガロドンになるのではないかともされています。

メガロドンの特徴(推測)

メガロドンの名前は「メガロ(ギリシャ語で大きいの意)」と「オドンシス(歯の意)」がその由来となっています。

その名前の通り非常に大きな歯の化石が、世界各地で見つかっているのです。

メガロドンの歯の化石の写真

出典画像:Wikipedia

サメの仲間は軟骨魚類の為、化石として発見されるのは固い歯の部分のみでそれ以外は化石としては非常に残りにくいのです。

その為、全てはこの歯の化石から現在のメガロドンの様子は推測されているのです。

従って様々な点で多説が有り、今のところではいずれの説が正しいのかを示す決定打に欠けてしまっています。

例えば、体長ですがこちらも多説有りますが、今では13メートルから20メートルという大きさであったということが主説になります。

40メートルという説もありましたが、こちらに対しては否定的な意見が多いようですね。

それでも20メートルとなると、現代のジンベイザメやマッコウクジラと同等の大きさとなるのですから驚いてしまいます。

ホホジロザメが6メートルということを考えれば、体長では3倍も大きくなるのです。

非常に凶暴で最強のホホジロザメがそのまま3倍の大きさになったと考えただけでもぞっとしてしまいますね。

メガロドンの生態

メガロドンの化石はヨーロッパやアメリカ、アフリカ、オーストラリアさらには日本を含むアジアと世界中で見つかっているのです。

これらから、メガロドンは世界各地の温かい海に分布し、いずれの場所においても海の支配者として君臨していたと考えられています。

メガロドンの歯はホホジロザメのそれと非常に似ていて、鋭く尖った三角形で歯の縁には鋸のようなギザギザの形状が施されているのです。

メガロドンの歯の写真

出典画像:Wikipedia

しかしホホジロザメの歯とは大きさがまるで異なります。

メガロドンの歯は13センチ以上で最大のもので17センチというものが見つかっています。

同時代のクジラの化石からは、このメガロドンによってつけられた歯の痕跡があることから、この巨大な歯を武器に大型のクジラをも捕食していたと考えられています。

これだけの巨体を維持するには、クジラを捕食する必要はあったかも知れませんね。

これらより、メガロドンは現代のホホジロザメ以上に凶暴で獰猛な海のハンターであったことは間違いないようですね。


最強とされるメガロドンの驚異的な噛む力

メガロドンは大きく非常に鋭い歯を持って、クジラなどを捕食していました。

これだけの巨体から繰り出される噛む力も驚異的であったようです。

メガロドンの噛む力を数値で表すとおよそ11000から19000重量キログラムとされています。

噛む力が強いとされる他の生物と比べてみましょう。

<その他生物の噛む力>

  • ホホジロザメ   およそ1900重量キログラム
  • ナイルワニ    およそ2300重量キログラム
  • ティラノサウルス およそ6000重量キログラム
ティラノサウルスの骨格標本

出典画像:Wikipedia

現存する生物で噛む力が強いとされるナイルワニやホホジロザメの10倍近く、史上最強とされるティラノサウルスでもその3倍程度の噛む力をメガロドンは持っていたことになります。

メガロドン絶滅の理由

圧倒的な体格にくわえ、驚異的な噛む力と大きく鋭い歯を兼ね備えたメガロドンは、正に最大にして最強のハンターであったと思われます。

しかし、そんなメガロドンが何故絶滅をしてしまったのでしょうか。

現在考えられている主なメガロドン絶滅の理由は次の3つがあります。

  • 海水温の低下によるもの
  • 捕食対象生物の減少
  • ライバルとなる生物の出現

海水温の低下によってメガロドンが絶滅したとする説

この説が最も有力とされる説になります。

およそ600万年程前に海水温が低下し始めたのです。

もともと温かい海域に生息をしていたメガロドンは、生息地を失っていったとされるものです。

仮に、その時に生きていた個体は生き抜くことが出来たとしても、繁殖が出来ないことと弱い幼魚にはそれに耐える体力がなく幼魚が育たないことが想像されます。

そしてついにはメガロドンは力尽きてしまったと、このように考えられているのです。

幼魚の成長が見込まれなければ、メガロドンのその後は火を見るよりも明らかになります。

しかし、寒冷地となる場所からも一部メガロドンの化石が発掘されていることから、この説に懐疑的な意見もあるようですね。

捕食対象生物の減少によってメガロドンが絶滅したとする説

これは上述の海水温の低下とリンクしても考えられるのですが、獲物となる哺乳類は海水温の変化などに対応することが出来ました。

一方、古代魚であるメガロドンはそこまでの進化を遂げることが出来ていなかったとされてもいます。

一方、獲物となる哺乳類たちが海水温の冷たい海域へと移動してしまったことでメガロドンは狩りを行うことが出来なくなり絶滅の道を歩んだとされる説です。

ライバルとなる生物の出現によってメガロドンが絶滅したとする説

最後の説は、現存するシャチやホホジロザメなど競合する生物の出現により絶滅したとするものです。

シャチの写真

出典画像:Wikipedia

これだけの体格差があるのですから、直接彼らと戦えばメガロドンの方が彼らを圧倒する強さを持っていたとも思われます。

しかし、彼らとの戦いは直接的なものではなく、獲物を取り合うという間接的な戦いが主となるのです。

獲物も少なくなってしまい、さらに新たに登場したライバルたちとその少ない獲物を取り合う

勿論、進化を経て登場したライバルたちは海水温の低下にも対応をしたでしょうし、身体が小さい分獲物をメガロドンほどには必要としません

このことは、厳しい自然環境下においては、ライバルたちには非常に有利に作用します。

また、成魚となったメガロドンは無敵かもしれませんが、幼魚の時には反対に彼らに襲われることもあったでしょう。

その結果、メガロドンは絶滅へと導かれてしまったのです。

あくまでも説であること

以上の3つがメガロドンが絶滅した原因とされる主要なものになります。

しかし、これらはあくまでも説、仮説の域を脱しません。

もしかしたら、全て正解でこれらが合わさった結果メガロドンは絶滅したのかも知れませんね。

また、もしかしたら全く別の原因が存在するのかも知れません。

今後のさらなる研究結果の発表が待たれます。


メガロドンは実在する?

前項でメガロドンの絶滅理由をご紹介したのですが、実はメガロドンが今なお実在するとされる生存説もあるのです。

実際に、「絶滅したとする証拠もない」「生存を否定する証拠もない」という観点からこの説は出ているようです。

また、それを裏付けるような巨大ザメの目撃情報や証拠写真とされるものも複数寄せられているのも事実なのです。

ただし、残念ながら今のところ、いずれもそれをもってメガロドンが実在するとを決定づけられるほどのものではないようです。

調査中の大型ホホジロザメが食べられた

例えば、大型のホホジロザメに追跡用の発信機を装着し生態調査を行っていたところ、対象となるホホジロザメが何者かに襲われ水深600メートルほどまでに一気に引きずり込まれて捕食されてしまったのです。

ホホジロザメの写真

出典画像:Wikipedia

対象のホホジロザメは、3メートル近い体長のもので「これを咥えたまま深海へと引きずり込めるのはメガロドンが生きているからではないか?」と騒がれたのです。

しかし、これはシャチまたは大型のサメの仕業ともされていて残念ながらまだ、結論には至っておりません。

漁師たちの目撃証言

オーストラリアの漁師たちによるメガロドンの目撃証言も多数あるようです。

中には「90メートルはあった!」という証言もあるようです。

しかし、ここまで巨大なものとなると逆に違うものの見間違いとも思われてしまいます。

ただし、海での漁を生業とする漁師達が単純に嘘をつくことも考えられないので、彼らを驚かせる何らかのものが海にいたことは事実かも知れません。

実際にこれらの証言がメガロドンではないという証拠もまたないのです。

様々な証拠写真も

メガロドンが現れたとする様々な証拠写真も登場しております。

船と一緒に写る巨大ザメと見られる背鰭の写真がほとんどなのですが、これらは正直フェイクニュースではないかという見方が強いですね。

そんな中、尾鰭が食いちぎられたクジラの写真が話題になりました。

ホホジロザメでは生きているクジラを襲い殺すことは勿論、硬いクジラの骨を食いちぎることも考えられないのです。

いずれにしても、これを出来るのは巨大な肉食魚(獣)の可能性が高いのです。

もしかしたら、シャチの仕業かそれとも・・・・。

この写真の真実もまだ解明されてはいません。

まとめ

今回は太古の海で繁栄を極めたメガロドンについてご紹介をいたしました。

現代のジンベイザメやマッコウクジラ並みの大きさを誇る凶暴なサメ。

そんなサメが存在していたかと思うと、恐ろしい反面不謹慎ではありますがワクワクしてしまうのもまた事実ではあります。

しかし、彼らの絶滅を明確に示す証拠もないことから、今も深い海の底でひっそりと暮らしているのかも知れません。

太古のロマン、そして海のロマンの象徴としてメガロドンは今後も語り継がれていくのでしょう。

もしかしたら、「メガロドンの生存確認!」なんて言う見出しが躍る日が来るかも知れませんね。

そうあって欲しいような欲しくないような・・・。

今は、様々な研究でメガロドンの詳細が解明さることを楽しみに待ちましょう。

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