チンパンジーは凶暴な猛獣?共食いの理由と握力がヤバイ!

危険な哺乳類

チンパンジーを想像するときに、三輪車に乗ったり、アクリルのボックスの中からバナナを器用に取り出す姿を想像するかもしれません。
愛くるしい、可愛い、頭がいいといったチンパンジーのイメージは広く普及しています。

しかし、チンパンジーも「野生の本性」を見せたとき、危険性があらわになることがあります。

今回はそんなチンパンジーの生態と野生の姿をご紹介していきます。



チンパンジーの生態

チンパンジーの写真

出典画像:Wikipedia

  • 学名:Pan troglodytes
  • 分類:霊長目ヒト科チンパンジー属
  • 分布:セネガル、ウガンダ、ルワンダ、コンゴ、タンザニア
  • 体長/体重:85cm/40~60kg

チンパンジーは成長に伴って外見が変化していきます。子どもの頃の顔は肌色をしていますが、大人になるにつれて黒く変化していきます。
全身は黒い体毛で覆われ、オスの場合は成長に伴い頭部が禿げていきます。

チンパンジーの最もよく知られていることとしては「人間に近い生物」ということです。
ヒトとチンパンジーのDNA構成が98.8%一致していることは有名な話です。
ヒトの新生児の脳の容積が約400ccに対して、チンパンジーは397ccと、ヒト以外の動物としてはかなり脳が大きいです。

そのためチンパンジーは知能が高く、道具の使用が見受けられます。また、地域ごとに道具の用途や道具自体が異なるため、地域ごとの「文化」のようなものも認められています。さらに実験によって短い文章の作成に成功していたり、「じゃんけん」のルールを理解したりできています。

このように高い知能を持ったチンパンジーの生活ですが、夜は樹上に木の枝や葉を折って寝床を作り、昼は四足歩行、通称ナックルウォークをしながら広いフィールドを移動します。
食に関しては雑食で、木の実や草、昆虫類だけでなく小動物や魚に到るまで幅広く捕食します。

寿命は約50年前後で、複数のオスとそれ以上の数のメスとそのメスとの間にできた子供からなる群れを作って生活しています。

チンパンジーは凶暴な猛獣?

テレビや動物園などでもチンパンジーが芸をしたり、他の動物と一緒にじゃれ合っているのはよく見かけます。

しかし、愛くるしい見た目とは裏腹に、内に持つ「野生の本性」は注意しなければなりません。この章ではチンパンジーが高い知能とともに併せ持つ危険性についてご紹介してきます。

チンパンジーの握力

チンパンジーは主に樹上生活をしており、木から木へ飛び移りながら移動したり、地上ではナックルウォークをしながら移動しています。

そのため、チンパンジーの握力や腕の筋力は大変強く、大人のチンパンジーの握力に至っては300kg以上にもなります。

また、これに道具が加わるとさらに威力は増し、中国の動物園ではチンパンジーが投げた石で強化ガラスが割れたという事態も起こっています。

チンパンジーの凶暴性

チンパンジーは身体能力が高いだけでなく、我々人間からすると残酷とも思える習性を持っています。

その一つが「子殺し」です。「子殺し」自体の目的は未だ解明はされてはいませんが、他の群のオスによって主に子供(主にオス)が食い殺される、同じ群れの中で子供が食い殺されるなど、様々なパターンで子供が食い殺されています。

さらに人間を襲うケースもあり、動物園の飼育員が指や体の一部を噛みちぎられたり、野生のチンパンジーが人間の赤ん坊をさらい食べたという事件もあります。

あのマイケル・ジャクソンが飼っていた「パブルス」というチンパンジーも、大人になるにつれて飼育が困難、そして危険性が示唆されたため、施設で隔離ということになりました。

チンパンジーは確かに愛くるしい姿を我々に見せてくれますが、あくまで野生動物であり、「あんなに可愛いのに」という固定概念は捨てたほうがいいかもしれませんね。


チンパンジーは共食いをする!?

チンパンジーの残酷性として語られることとして、「共食い」があります。「子殺し」と似ていますが、群れのボスであるチンパンジーが殺され、その肉を同じ群れのチンパンジーによって食べられていたという光景が目撃されています。

野生動物の中「狩り」として他の動物を殺害することは往往にしてあることですが、チンパンジーの「共食い」や「同種殺し」については、空腹が起因することではありません。

共食いの理由

チンパンジーによる「共食い」をはじめとする同種殺しの原因として、京都大学の研究によると2つあるとされています。

一つめは縄張り争いや群れの中での抗争など、野生動物の群れ内部で見られる自らの遺伝子を残さんとする殺害です。

もう一つは人間による環境変化による混乱です。人間による森林伐採や開拓によってチンパンジーの群れの中で混乱が生じ、抗争へと発展し殺害に至るというものです。またチンパンジーの中には「復讐」にも似たものが存在していると考えれています。
人間によって森が囲まれ、チンパンジーによって形作られた群の社会構造が乱されたこで、秩序が乱れ争いに発展しているのです。

まとめ

テレビやメディアで取り上げられているチンパンジーの愛くるしい姿は、あくまで人間によって躾けられて、「芸」として形作られているものということは忘れてはいけません。

野生動物として、相応の警戒と距離感をもって接する必要があるのかもしれません。

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